鐘井輝の経営レポート

この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。

Posted by 滋賀咲くブログ at

新サービス導入による経営革新事例

2005年01月04日

新サービス導入による経営革新事例

1.発掘といきさつ
(株)H 企画の社長が取引先地方銀行に相談したことがきっかけで、中小企業診断士(筆
者)が紹介されて約3 年前から継続的に当社へ経営アドバイスを行うことになった。当社の
主要な人材の面接、各種会議への参加、管理会計資料分析などよりコンサルティングがスタ
ートした。問題点の整理、課題の設定、対策の立案についてアドバイスを行ってきた。
中小企業診断士(筆者)が滋賀県の経営革新支援法認定の事前審査に関わってきた経緯が
あったこと、当社の中期経営計画策定の必要性から今回経営革新計画を煮詰めていった。
2.中小企業診断士として努力したこと
(1)当社との関わりは当面の問題解決やマネジメントやオペレーション面のアドバイスにな
りがちであったが、政府系金融機関の低利融資制度や補助金といった認定後の実質的なメリ
ットを理解してもらい計画作りをすすめた。
(2)標準作業書・作業記録書などの整備が不可欠であり、担当者からの聞き取りや現場確認
などに力を注いだ。
3.中小企業診断士として今後の関わり方
一応の仕組みは構築できたが、それらの修正や改善は常に求められている。また経営革新
支援法の認定後も応用可能役務新事業体制確立と全国展開に向けての社内体制整備支援、ノ
ウハウの確立のためのフォローを行っていく必要があると考えている。

2004,9 (社)中小企業診断協会近畿ブロック発表会、中小企業診断協会会長賞受賞事例

メールアドレスが変更になりました。

akira036@mx.biwa.ne.jp → akira036@mx.bw.dream.jp
新規取得メールアドレス   info@office-kanei.com

URLも変更になります。
鐘井輝経営事務所
  ホームページ http://www.biwa.ne.jp/~akira036

新ホームページ http://office-kanei.com/



Posted by akira at 10:00 Comments( 0 ) 執筆紹介

経営診断におけるマーケティングの視点

2005年01月04日

経営診断におけるマーケティングの視点

経営診断は企業が抱える経営上の問題点、特に経営戦略や管理技術について第
三者の専門家が調査・分析し、必要な指導や支援を行う経営改善の技法である。
また経営診断は一般的には予備調査、問題点の把握、診断、調整、勧告という一
連の流れに沿って実施される。
しかし現在の構造変革期においては従来の伝統的な経営診断論だけは通用しず
らいケースも生じつつある。すなわち市場環境変化に対応した経営診断により、
素早い経営改善や経営革新が求められている。そこで本稿はマーケティングの視
点から企業活動の魅力を分析し、その結果を勧告内容に取り入れていくための評
価システムについて事例を通して明らかにすることを課題としている。

環境変化の激しい時代において効果ある経営診断を実現させるためには
マーケティングの視点は欠くことができないという立場である。
さらに経営診断内容の実現化に向けては勧告や提言に止まることなく、経営革
新や改善のシナリオ提示やアクションプログラムの提案も求められる。
観点を変えればこれらのシナリオや同プログラム、診断の内容を企業に伝える
助言技法は経営診断においてのマーケティングからの視点と同様に不可欠な要素
とも考えられる。これら関連した諸問題の研究は今後の課題としていきたい。
関西実践経営・第25 号2003 年9 月原稿
〈参考文献〉
ARTHUR ANDERSEN LLP(1996)SMALL STORE SURVIVAL Success Strategies
for Retailers John Wiley & Sons,Inc.
井上崇通(1993)『マーケティングの管理と診断』同文館。
鐘井輝(2002)『流通業業態化の運動法則』評言社。
MARTIN CHRISTOPHER( 1 9 9 3 ) THE CUSTOMER SERVICE PLANNER
Butterworth-Hinemann Ltd.
中小企業庁監修,小濱岱治編(1995)『転換期における中小小売店経営の業態戦略』。
中小企業庁監修,小濱岱治編(1998)『商業集積の活性化マニュアル』。

メールアドレスが変更になりました。

akira036@mx.biwa.ne.jp → akira036@mx.bw.dream.jp
新規取得メールアドレス   info@office-kanei.com

URLも変更になります。
鐘井輝経営事務所
  ホームページ http://www.biwa.ne.jp/~akira036

新ホームページ http://office-kanei.com/



Posted by akira at 09:00 Comments( 0 ) 執筆紹介

医療経営におけるマーケティングの視点

2005年01月04日

医療経営におけるマーケティングの視点

将来、わが国の医療費の大幅な増加が予測される。そのなかでも税金での負担
が大きく増えるため、医療費の伸びを抑える施策が求められている。わが国の病
院の特徴は人口に比して病院数と病床数が多いことであり、平均在院日数が欧米
に比べ長いことが指摘されている。一方、病院・診療所の倒産が発生しており、
小規模な医療機関の生き残りが厳しさを増している。今後はどのような医療を行
うのか、どのような患者を対象にするのか、といった存在領域を明確にする事が
必要になってきている。

現在、わが国は他に類を見ない速度で高齢化が進行中である。
過去においてわが国の医療は急性期疾患から慢性疾患・生活習慣病へ疾病構造
の変化に対応する供給体制への構造変革が求められた。さらに高齢者ケアに対応
する供給体制への構造変革も求められてきた。
勿論、医療経営においては営利が第一の目的ではないことは言うまでもない。
また国・公立病院や社会福祉法人は投下資本の利益率をあげることを目標として
いないことは当然である。
しかし、医療経営を取り巻く環境の変化は3 節で紹介した米国での医療機関の
置かれた状況を単に他人事ではすまされない段階にまできているとも思われる。
マーケティングの視点からの医療経営には様々な可能性があると考えられる。
それらの問題点・課題・方向性については今後の研究課題としていきたい。
関西実践経営・第27 号2004 年6 月原稿
〈参考・引用文献〉
池上直己(2002)『日本の医療』中公新書。
鐘井輝(2001)『新規事業開発』評言社。
苅田吉富(2004)『医療法人経営ハンドブック』経営情報出版社。
国際医療福祉大学医療経営管理学科編(2003)『医療・福祉経営管理入門』国際
医療福祉大学出版会。
二木立(2004)「病院改革」エコノミスト2 月号。
西田在賢(2004)「病院改革」エコノミスト2 月号。
西村周三編(2003)『医療経営白書』日本医療企画。
水野肇(2003)『医療・保険・福祉改革のヒント』中公新書。
(社)中小企業診断協会大阪支部(2001)「医療福祉ビッグバンと中小企業診断
士の役割」企業診断ニュース2001,7,NO505。
渡辺孝雄(2002)『医療・福祉サービスの経営戦略』(株)じほう。

メールアドレスが変更になりました。

akira036@mx.biwa.ne.jp → akira036@mx.bw.dream.jp
新規取得メールアドレス   info@office-kanei.com

URLも変更になります。
鐘井輝経営事務所
  ホームページ http://www.biwa.ne.jp/~akira036

新ホームページ http://office-kanei.com/





Posted by akira at 08:00 Comments( 0 ) 執筆紹介